流れる星は生きている

ヨーロッパを目指す難民の数は、かつてに比べて少なくなりましたが、時々海外
のニュースで紹介されています。(最近は排斥の動きが活発化して来て、きな臭
い雰囲気です)

ところて、70年前の日本人にも同様なことを経験した人達がいたことを思い
出しました。それは「満州からの引き揚げ者」(もちろん事情や背景は全く異なり
ますが)
満州引き揚げ回想記(とても読み応えがあります)

満州引き揚げについては書籍や映画、ドキュメタリー番組などで取りあげられて
いたのを目にする機会がありましたが、特に印象深いのはタイトルの本です。

作者の藤原ていは作家である新田次郎の妻で、気象庁職員だった新田次郎が満州
赴任中に終戦を迎え、幼い子供3人を抱え日本に引き揚げるまでの回想記です。
ちなみにその子供の一人が「国家の品格」を書いた藤原正彦です。

20代当時の私は新田次郎の本をよく読んでいたので、その妻の書いた本をついで
に読んでみようという軽いのりでしたが、戦争体験を描いた秀作であるという程度
の知識はありました。

詳細は失念してしましましたが、満州から本土に渡るまでの過酷な状況だけでは
なく戻って来たからの苦労なども描かれていました。
メルヘンチックなタイトルとは裏腹な内容だったので、最初に読んだ時は面喰
ったものです。

戦後直後は大評判だったそうで、映画やドラマ化もされているとのことです。

雑感: 藤原てい 流れる星は生きている

一主婦の目線で書かれた秀作ドキュメンタり-と思います。ご一読をお勧めします。

流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)

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by cocosable | 2016-01-30 06:00 | 歴史
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