年明け早々に見たドラマが松本清張の原作の「遠い接近」という作品で、
主人公が戦争に翻弄されるというミステリー作品でした。
「遠い接近(松本清張著)」
私も召集令状=赤紙という程度の知識がありましたが、その背景には
ドロドロした人間模様があることを始めて知りました。
『赤紙と徴兵』(吉田敏浩著)をめぐって [本]
徴兵制と生活保護~赤紙~召集令状の関係性とは?
ちょっとずれますが大戦末期は知的障害者も召集され親が「(こんな息子
でも)お国のためになれて」と喜んだ、というドキュメンタリを見たこと
があります・・・
<旧陸軍>知的障害者も徴兵 大戦中、480人以上(毎日新聞)
また戦後直後、軍の隠匿物資を闇市で売って大儲けする元軍人の姿も描かれ
ていました。
大反響のNHKスペシャル「戦後ゼロ年 東京ブラックホール
戦後東京の闇を穿つ
ところでやはり年明けに見た戦争映画の中で日本が劣勢な中、東条内閣を
批判した新聞記事があったことを初めて知りました。
毎日新聞筆禍事件 (竹槍事件)
竹槍事件~陸海軍の確執
まあ背景はともかく真実の一端でも露わにすることは良いことです。
冒頭のドラマでは元軍事の「全く軍は上から下まで腐っていて酷い所だった」
というセリフがありましたが、あらためて「戦争は人間を狂わせる」という
印象を強く持ちました。(そういう姿勢で戦争映画を見ています)
戦争は、人を狂わせる
戦争は人を狂わせる
「戦争の狂気」はいかに人を蝕むか